バイクと双子の育児をつらつらと

趣味のバイクの話や、双子の息子達の子育ての事など、つらつらと書いていく予定です。

石垣島での事件

五年前の新婚旅行で八重山諸島に行った時の話。

石垣島西表島由布島小浜島etcなど島巡りをしていて、最後に泊まった石垣島での事。

朝、嫁と海を見ながら浜辺を散歩していたところ、嫁がイルカかサメがいる!と、遠くを指差しているのでよく見ると、ヒレの様な物が海面から出ているのが見えたんですなー。

そして男の人2人が距離を取りながらそのヒレの後を歩いていた。浅瀬なんですね。ウェットスーツを着ているから初めはサーファーかな?と思っていた。

だんだんヒレが浜辺に近づいてくる様な気がして、しばらく見ていたら、いきなり暴れ出し、よく見るとヒレの周辺の海が赤く染まっていくではありませんか!力尽きたのかその物体は動きを止めてしまった。

間髪入れずに嫁がそのヒレの物体目掛けてダッシュ!後を追いかけて自分もダッシュ!そこでは目を覆う様な光景が広がっていた!

その物体は体長約2〜3メートルのイルカの様な生き物で、身体には半球状の食いちぎられた跡が数カ所と、無数の切り傷が付いていた。辛うじて息?をしているように背中の穴からヒューヒューと音がしていた。

嫁曰く、多分群れからはぐれた子供のイルカが浅瀬に入ってしまい迷ったのではないか?と。場所的に入り組んだ所だったから方向がわけわからなくなった可能性があると。

そして半球状の傷はそういう口の形をしたサメに襲われたのと、身体中の切り傷は浅瀬にあるサンゴに引っかかってしまったという事だった。

何故にここまで嫁は詳しいのか?皆さんはもうお判りですね、そうです!当時嫁は水族館勤務で昔ショーでイルカと一緒に泳いでいたからなのです!って知らんわ!

ちなみに近くにいた男の人たちは泊まっていたホテルの従業員で、助けようとしていたらしい。ただどうしていいか分からず近くで見守っていたとの事でした。そりゃどーしていーかわからんよなぁ。

ここからの嫁の行動が凄かった。まずその男性達にイルカの身体が浜辺に打ち上げ状態だったので、このままだと皮膚の表面が乾いてしまい危険だと。タオルを沢山用意して水で濡らし、表面が乾かないように被せて欲しいと。まずはこれでしばらく大丈夫だろうと。

そして尾のヒレ付近には近づくなと。力が強いので叩かれたらケガすんぞとの事。

その後美ら海水族館にいる知り合いに連絡してアドバイスを求めると、その人が石垣島にあるイルカやクジラの保護団体(だった気がする)に連絡してくれるとの事だったので、後はその人達に任せた方がいいとの事だった。

こちらも帰りの飛行機の時間が迫っていたので、現場はホテルの人達に任せて後を去ったのでした。

最終的にはイルカをロープで固定し、船で沖まで引っ張って助けたみたいです。ちなみにイルカじゃなくてクジラだった模様。

めでたしめでたし。

 

まとめ

海岸でイルカやクジラなどが座礁していたらこういう行動を取ろう!

・身体が乾かない様にタオルなどを水で濡らし 表面を覆う。

・作業時は尾っぽのヒレ付近には近づかない!ケガすんぞ!気を付けろ!

 

以上

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助けるの図